アトピー性皮膚炎とはどのような病気ですか?

痒みを伴い慢性的に経過する皮膚炎(湿疹)ですが、その根本には皮膚の生理学的異常(皮膚の乾燥とバリアー機能異常)があり、そこへ様々な刺激やアレルギー反応が加わって生じると考えられています。慢性的ではありますが、適切な治療をきちんと受ければ、いずれ治ったと同然の状態になることが期待されます。乳児期には食物アレルギーとくに卵の関与も指摘されており、症状の強いお子様には小児科アレルギー専門医と相談しながら、食物抗原のチェックや卵制限の指導なども行います。

子どもではステロイド外用薬をどのように使えばよいのでしょうか?

原則として子どもでは「皮疹の重症度」の重症と中等症では大人より1ランク低いものを使います。当院では、マイルドランクのステロイドをさらに症状に応じてうすめて、かなり塗っても副作用の出ないレベルに調整して、お子様に処方いたします。
しかしながら、症状のひどい急性期には、思い切った大胆なステロイドの使い方が必要な場面もあり、小児アトピー性皮膚炎を豊富に経験してきた自負をこめて、患者さまに納得のいくまでご説明をさせていただきます。

紫外線は身体にどんな影響を与えますか?

紫外線は波長によりその影響度は違いますが、身体にとって良い面と悪い面を併せ持っています。しかし、圧倒的に悪い面の方が多いと考えられます。

まず良い面としてはビタミンDの生合成があります。しかし、これは敢えて日光を浴びなくても日常生活で知らず知らずに浴びてしまう程度の紫外線で十分賄われ、食物からも摂取できますのでまず不足することはありません。皮膚科では紫外線の性質をうまく利用して乾癬やアトピ−性皮膚炎などの治りにくい皮膚病の治療に光線療法を行います。

一方、悪い面に関してはたくさん挙げられています。一時に大量の紫外線を浴びれば日焼け(サンバーン)を起こしてしまいます。また、少量でも長年にわたって浴び続ければ慢性障害として光老化が起こります。これは色素斑(シミ)、しわ、皮膚の良性・悪性の腫瘍として歳をとってから現れてきます。最近は更に紫外線が皮膚の免疫反応を抑えてしまうことも分かって来ました。また、普通の人では何ら問題ない程度の日光でも色々な皮膚症状が出る光線過敏症も紫外線で起こることが多いのです。

にきびの治療について聞きたいのですが?

にきび(尋常性座そう)はありふれた疾患でありながら、年ごろの若い患者様が多く、外観を気にされる年代のため悩みは思いの外大きいようです。
テレビや雑誌で推奨された石けんや化粧水を次々試してもうまくいかず、おちこんだりあきらめたりされている患者様もいらっしゃいます。
過酸化ベンゾイルゲル、アダパレンゲルは、従来の抗菌作用を重視の外用剤と異なり、にきびの元となる、微小コメドを形成するのを抑制するいわばピーリング効果のある薬剤です。この画期的薬剤の効果は日本皮膚科学会でも評価され、今や、にきび治療の第一選択となっています。
最初の2、3週間はぴりぴりしてつらいのですが、2ヶ月もすれば、きっと満足のいく効果が得られると思います。ぜひご相談ください。

保険外診療について

  • ピアスはアレルギーをおこさない純チタン(スウエーデン製)ピアスシステムを使用しています。
  •    両耳:6,500円   片耳:4,000円
  • 別に、消毒用ジェルセット1,080円 予約不要
  • 受付時にピアス希望とおっしゃってください。
  • ビタミンCローション
  •  …… 10パーセント活性型ビタミンC配合    3,500円
  • サリチル酸ピーリング
  • 一回 3,500円
ビタミンC入りハイドロキノン軟こう(医院自家製)550円 
赤ら顔に有効なフラジール軟こう400円 
しわ ハリに有効なレチノール外用剤3,800円〜
  • 男性型脱毛治療薬
  • 3ヶ月 24,300円〜   1ヶ月 7,560円
  • ジェネリック薬品も取り扱っております。